「博士の次」にある、研究のお仕事です
「ポスドク」って聞くと難しそうですが、言ってしまえばこれです。
ポスドク=博士号を取ったあとに、研究でお金をもらって働く人
学生でも会社員でもない“よく分からない存在”に見えますが、イメージはこう。
- 学生:授業や単位がある。学ぶのが中心
- ポスドク:授業はほぼない。研究で成果を出すのが仕事
- 会社員:会社の商品やサービスで成果を出す
- ポスドク:大学や研究機関で、研究(論文など)で成果を出す
まず結論:ポスドクは「研究のアルバイト」じゃなくて「研究の仕事」
「まだ勉強中の人」ではありません。
ポスドクは、研究のプロとして雇われます。
だから、期待されるのはこれです。
- 実験して
- データをまとめて
- うまくいかない原因を探して
- 形にして(論文・発表など)
- 研究を前に進める
ポスドクの1日って、何をしてるの?
めちゃくちゃ身近に言うと、
「研究室で働く人」です。
やることは例えばこんな感じ。
- 実験する
- 測る(分析する)
- 結果をグラフにする
- 次に何を試すか考える
- 発表の準備をする
- 文章を書く(論文、報告書)
学校っぽいけど、「仕事」です。
授業の宿題じゃなくて、成果が求められます。
学生(博士課程)と何が違うの?
一番大きい違いはここです。
学生(博士課程)
- 研究しながら学ぶ
- 単位や授業がある場合も
- 立場は「学生」
ポスドク
- 授業はほぼない
- 立場は「雇われる人」
- 成果が出るほど評価される
言い方を変えると、
学生は“練習試合”が混ざるけど、ポスドクは“公式戦”が多い感じです。
ここが重要:ポスドクは「期限つき」のことが多い
ポスドクで一番知っておいてほしいのがこれ。
ポスドクは、期限つき(任期つき)が多いです。
任期っていうのは、
「この期間だけ雇います」という約束です。
よくあるのは、
- 1年
- 2年
- 3年
みたいな形。
なんで期限があるの?
ポスドクは多くの場合、
研究プロジェクトのお金で雇われるからです。
お金がある期間=雇える期間、になりやすい。
期限つきだと何が起きる?
- 次の仕事を探すことが早めに必要になる
- 研究テーマや場所が変わることがある
- 引っ越しが増えることもある
ここが、普通の会社員よりしんどく感じるポイントです。
給料はどうなの?(数字より大事な見方)
「いくら?」は、大学・地域・お金の出どころで差が大きいので、はっきり言いにくいです。
代わりに、募集を見るときはここを見てください。
- 何年の契約?(任期)
- 更新はある?(続けられる?)
- 社会保険はある?(会社員っぽい待遇か)
- 勤務はフルタイム?
- 研究費は使える?(研究しやすい?)
同じ給料でも、研究しやすさが全然違うことがあります。
ポスドクの良いところ・大変なところ
良いところ
- 研究に集中できる
- 実績が増える(論文・発表・スキル)
- 人脈が増える(次につながる)
大変なところ
- 期限つきが多い
- 成果プレッシャーがある
- 次の進路を考え続ける必要がある
ポスドクは、
「研究の力を伸ばす時間」だけど「期限の不安」がセット
と覚えると分かりやすいです。
ポスドクの次はどうなるの?(出口)
よくある進路はこんな感じ。
- 大学の先生になる道(助教など)
- 研究機関で研究を続ける
- 会社で研究開発をする(化学メーカーなど)
- 周りの専門職へ行く(知財、品質、安全、分析など)
「大学に残る人だけ」の道ではありません。
研究で鍛えた
- データを見る力
- 原因を探す力
- 文章で説明する力
は、会社でも武器になります。
迷ったら、この1つだけ考えて
ポスドクをやるか迷ったら、最後にこれだけです。
「ポスドクの数年で、何を作って次に行く?」
たとえば、
- 論文を何本出す
- 得意な分析手法を作る
- 共同研究の経験を積む
みたいに、次に持っていく“お土産”を決められるかどうか。
これがないと、期限だけが先に来て焦ります。
まとめ
- ポスドク=博士のあとに研究で雇われて働く人
- 仕事は「研究で成果を出すこと」
- 期限つきが多いので、次の進路を考えながらやるのが大事
ばけがく!で高校化学を“アニメで”サクッと復習しよう
この記事が「化学っておもしろいかも」と感じるきっかけになったら、
高校化学を超わかりやすくフルアニメーションで解説している、
私のYouTubeチャンネル「ばけがく!」もぜひチェックしてみてください。
基礎から復習したい人も、受験や仕事に活かしたい人も、スキマ時間でサクッと学べます。

