化学分野の営業資料が伝わらない原因7つ

セールス

「資料、ちゃんと作ったのに…」
「データもスペックもあるのに…」
それでも社長に「わかりづらい」と言われる。化学メーカーあるあるです。

でも安心してください。多くの場合、内容が悪いのではなく“見せる順番”がズレているだけです。
営業資料は、研究発表ではありません。読む人が知りたい順に並べれば、伝わります。

先に結論:相手が知りたいのはこの順番

読む人(社長・客先)がまず知りたいのは、だいたいこれです。

  1. これ、何の話?
  2. うち(相手)に何の得?
  3. 本当にそう言える根拠は?
  4. 次、何をすればいい?

ここを外すと、どれだけ正しいデータでも刺さりません。

原因① 誰向けか決めてない(全員向け=誰にも刺さらない)

よくある状態

社長用、購買用、現場用を全部同じ資料でやってる。

直し方(超簡単)

資料の一番上に、こう書けるようにする。

「この資料は、〇〇(相手)に、□□(判断)をしてもらうための資料です。」

書けないなら、資料を分ける。
社長用は短く。技術者用はデータ厚め。

原因② 1枚目が“前置き”で終わってる

よくある状態

背景が長い。会社紹介が長い。で、何の話か分からない。

直し方(型)

1枚目は、これだけでOK。

  • 誰の困りごとを
  • 何で解決して
  • 何が良くなるか


「〇〇工程の△△(困りごと)を、当社の□□で改善し、歩留まりとコストを良くします。」

社長はここで判断します。ここが弱いと読まれません。


原因③ スペックはあるのに「相手の得」が書いてない

よくある状態

「高耐熱」「低粘度」「高純度」
で?それで何がいいの?

直し方:一言で“翻訳”する

スペックの後に、必ず1行つける。

  • 低粘度 → 塗りやすい → 不良が減る
  • 高耐熱 → 工程が安定 → 止まりにくい
  • 高純度 → 品質が揃う → クレームが減る

これだけで伝わり方が変わります。


原因④ 比較がない(凄さが分からない)

よくある状態

数値はあるのに「それって良いの?」と言われる。

直し方

最低1つ比較を入れる。

  • 現行品と比べてどうか
  • 目標値と比べてどうか
  • 現状条件と比べてどうか

「単体データ」より「比較」が強いです。


原因⑤ 用語が多すぎて、途中で読むのをやめられる

よくある状態

略語だらけ。前提だらけ。社長が読めない。

直し方(3つだけ)

  • 略語を減らす(初回は日本語で)
  • 難しい言葉は1行で言い換える
  • たとえを1つ入れる(イメージ作り)

営業資料は「専門家に勝つ」ではなく「伝える」が勝ちです。


原因⑥ グラフが“読めない”つくりになってる

よくある状態

グラフが小さい。線が多い。軸が分からない。結論が書いてない。

直し方(これ最強)

グラフの上に、結論を日本語で書く。


「当社品は現行品より〇〇が20%改善」

さらに

  • 1枚に1メッセージ
  • 見せたい差だけに絞る
    これで“読める資料”になります。

原因⑦ 次に何をしてほしいか書いてない

よくある状態

「良さそう」で終わる。問い合わせに繋がらない。

直し方

最後に“次の一歩”を置く。

  • サンプル提供できます
  • 評価項目はこれです
  • 評価期間の目安
  • 技術打ち合わせできます
  • 量産化までの流れ

営業資料は「説明」だけで終わると失敗します。
「動いてもらう」までがセットです。


直す順番(社長に早く見せるならこれ)

全部直す時間がないなら、この順番。

  1. 誰向けか決める
  2. 1枚目を結論にする
  3. スペックを相手の得に翻訳する
  4. 比較を入れる
  5. 用語を減らす
  6. グラフに結論を書く
  7. 次のアクションを書く

まず1〜3だけでも、社長の反応が変わりやすいです。

まとめ

化学メーカーの資料が伝わらない原因は、技術が間違ってるからじゃありません。
だいたいは「順番」「翻訳」「比較」「次の一歩」が足りないだけです。

まず1枚目を“結論”にする。
ここから直すのが最短です。


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