スペック説明をやめる!「性能→ベネフィット」言い換えテンプレ

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「高耐熱です」
「低粘度です」
「高純度です」

こういう“性能(スペック)”を一生懸命に書いているのに、相手の反応が薄い。
営業資料や製品説明で、よく起きます。

でもそれ、あなたの説明が下手なわけじゃありません。
理由はシンプルで、相手が知りたいのは“性能”じゃなくて“得(メリット)”だからです。

この記事では、難しい言葉は使わずに、
「性能の説明を、相手が動く言葉に変える方法」をテンプレ付きで解説します。
コピペしてそのまま使える形にします。

  1. まず結論:性能は“材料の自慢”。ベネフィットは“相手の得”
  2. 一番大事な型:「性能→効果→ベネフィット」の3段変換
    1. ① 性能(スペック)
    2. ② 効果(現場で起きる変化)
    3. ③ ベネフィット(相手の得)
  3. コピペOK!ベネフィット変換テンプレ
    1. テンプレ① 1文で言い切る(資料の1枚目に最強)
    2. テンプレ② 3行で整理(本文・スライドで使える)
    3. テンプレ③ 数字がある時(説得力が一気に上がる)
  4. “性能→ベネフィット辞書” よくある言い換え例(化学メーカー向け)
  5. ① 物性系(粘度、濡れ、分散など)
    1. 低粘度
    2. 濡れ性が良い
    3. 分散性が良い
  6. ② 耐久・耐性系(耐熱、耐薬品、耐水、耐候)
    1. 高耐熱
    2. 耐薬品性が高い
    3. 耐水性が高い
  7. ③ 品質・安定系(純度、ばらつき、ロット安定)
    1. 高純度
    2. ロットのばらつきが小さい
  8. ④ 安全・環境系(低臭気、低毒性、低VOC、非危険物)
    1. 低臭気
    2. 低VOC
    3. 非危険物(扱いやすい)
  9. ⑤ 工程・コスト系(速乾、低温硬化、省工程)
    1. 速乾
    2. 低温硬化
    3. 省工程(1回で決まる)
  10. よくある失敗:ベネフィットが“ふわっと”して終わる
    1. 直し方
  11. データがない時はどうする?(嘘はダメ。でも言い方はある)
  12. 10分で直せるチェックリスト(資料の最終確認)
  13. まとめ:性能を語るな、とは言わない。性能を“得”まで翻訳しよう
  14. スペックは説明してるのに、提案が刺さらない…と悩んでいませんか?

まず結論:性能は“材料の自慢”。ベネフィットは“相手の得”

ここを間違えると、資料が刺さりません。

  • 性能(スペック):製品が持っている特徴(自分たちの言葉)
    例:耐熱、粘度、純度、強度、低VOC…
  • ベネフィット:相手が得すること(相手の言葉)
    例:不良が減る、作業がラク、事故が減る、コストが下がる、納期が安定する

極端に言うと、相手が知りたいのはこうです。

「それを使ったら、うちの会社は何が良くなるの?」

だから、性能を言ったら終わりではなく、
“相手の得”まで言い切る必要があります。


一番大事な型:「性能→効果→ベネフィット」の3段変換

性能を“売れる言葉”にするには、順番があります。

① 性能(スペック)

何がどうすごいの?

② 効果(現場で起きる変化)

その性能で、現場では何が起きるの?

③ ベネフィット(相手の得)

それによって、相手にどんな得があるの?

この3段がそろうと、「伝わる説明」になります。


コピペOK!ベネフィット変換テンプレ

テンプレ① 1文で言い切る(資料の1枚目に最強)

「〇〇(困りごと)を、□□(性能)で△△(効果)し、××(得)につなげます。」


「塗布ムラの困りごとを、低粘度で改善し、不良率を下げます。
「乾燥に時間がかかる課題を、速乾性で短縮し、生産性を上げます。


テンプレ② 3行で整理(本文・スライドで使える)

  • 性能:□□です
  • 効果:だから△△になります
  • ベネフィット:結果として××が良くなります

  • 性能:低臭気です
  • 効果:作業中のにおいが少なくなります
  • ベネフィット:作業者の負担が減り、安全面のリスクも下がります

テンプレ③ 数字がある時(説得力が一気に上がる)

「現行比で△△が◯%改善 → ××(コスト/歩留まり/停止時間)に効きます」


「現行比で不良率が25%改善 → 材料ロスと手直し工数が減ります」
「乾燥時間が30%短縮 → ラインの詰まりが減って稼働率が上がります」


“性能→ベネフィット辞書” よくある言い換え例(化学メーカー向け)

ここからは、よくある性能を「得」に変える例をたくさん出します。
あなたの資料の言葉に近いものを、そのまま使ってOKです。


① 物性系(粘度、濡れ、分散など)

低粘度

  • 性能:低粘度
  • 効果:塗りやすい/広がりやすい
  • ベネフィット:ムラが減る → 不良が減る → コストが下がる

濡れ性が良い

  • 性能:濡れ性が高い
  • 効果:表面にきれいに広がる
  • ベネフィット:密着が安定 → 剥がれ不良が減る → クレームが減る

分散性が良い

  • 性能:分散性が高い
  • 効果:ダマになりにくい
  • ベネフィット:見た目と性能が安定 → 返品や手直しが減る

② 耐久・耐性系(耐熱、耐薬品、耐水、耐候)

高耐熱

  • 性能:耐熱性が高い
  • 効果:高温でも性能が落ちにくい
  • ベネフィット:工程条件に余裕 → トラブルが減る → 停止時間が減る

耐薬品性が高い

  • 性能:薬品に強い
  • 効果:洗浄や薬品で劣化しにくい
  • ベネフィット:交換回数が減る → 保全コストが下がる

耐水性が高い

  • 性能:水に強い
  • 効果:湿気や水で変化しにくい
  • ベネフィット:品質が安定 → 不良・クレームが減る

③ 品質・安定系(純度、ばらつき、ロット安定)

高純度

  • 性能:純度が高い
  • 効果:余計な成分の影響が少ない
  • ベネフィット:結果が安定 → トラブルが減る → 調整工数が減る

ロットのばらつきが小さい

  • 性能:ロット安定
  • 効果:同じように使える
  • ベネフィット:立ち上げが早い → 不良が減る → 現場がラク

④ 安全・環境系(低臭気、低毒性、低VOC、非危険物)

低臭気

  • 性能:においが少ない
  • 効果:作業がつらくない
  • ベネフィット:作業者の負担が減る → 安全のリスクが下がる

低VOC

  • 性能:VOCが少ない
  • 効果:揮発成分が少ない
  • ベネフィット:環境対応がしやすい → 社内ルールに通しやすい

非危険物(扱いやすい)

  • 性能:規制対象になりにくい
  • 効果:保管・運搬がラク
  • ベネフィット:手続きが減る → 管理コストが下がる → 事故リスクも下がる

⑤ 工程・コスト系(速乾、低温硬化、省工程)

速乾

  • 性能:乾燥が速い
  • 効果:待ち時間が減る
  • ベネフィット:ラインが詰まらない → 生産性が上がる

低温硬化

  • 性能:低温でも固まる
  • 効果:高温がいらない
  • ベネフィット:エネルギーコストが下がる → CO2も減らせる

省工程(1回で決まる)

  • 性能:工程を減らせる
  • 効果:作業が少ない
  • ベネフィット:人手と時間が減る → ミスも減る → 収益が良くなる

よくある失敗:ベネフィットが“ふわっと”して終わる

ここ、めちゃくちゃ多いです。

×「使いやすいです」
×「品質が良いです」
×「安定します」

これだと相手は動きません。
次の質問が出ます。

「で、何が減るの?何が増えるの?」

直し方

ベネフィットは、できるだけこのどれかに着地させます。

  • 不良が減る
  • クレームが減る
  • 作業時間が減る
  • 止まる回数が減る
  • コストが下がる
  • 納期が安定する
  • 安全リスクが下がる

“会社の得”に直結する言葉にすると、強いです。


データがない時はどうする?(嘘はダメ。でも言い方はある)

「まだデータが少ない」「用途が新しい」こともあります。
その場合は、無理に断言せず、こう言います。

  • 「〜が期待できます」
  • 「この条件なら効果が出やすいです」
  • 「評価はこの3項目で確認できます」

そして、次の一歩を出します。

「サンプル評価で、○○と△△を見てもらえれば判断できます」

これで“提案”になります。
データが少なくても、進め方を示せれば前に進みます。


10分で直せるチェックリスト(資料の最終確認)

最後に、社内で使えるチェックです。

  • 初めに「相手の得」が書いてある?
  • 性能だけの箇条書きになってない?
  • 性能→効果→ベネフィットまで言い切ってる?
  • 比較(現行/目標)が最低1つある?
  • 最後に「次の一歩」がある?(サンプル、評価、打ち合わせ)

これが揃うと、資料はかなり“営業向き”になります。


まとめ:性能を語るな、とは言わない。性能を“得”まで翻訳しよう

性能は大事です。
ただ、性能だけだと「へぇ」で終わります。

だから、性能→効果→ベネフィットの3段で言い切る。
これが最短で“伝わる資料”になります。

テンプレを使って、まず1つの性能からベネフィットに変えてみてください。
社長やお客さんの反応が変わるはずです。


スペックは説明してるのに、提案が刺さらない…と悩んでいませんか?

性能を「相手の得(ベネフィット)」まで翻訳して、
誤解なく伝わるアニメーションに整えます。

  • 製品説明・営業資料の改善(性能→効果→ベネフィットを一発で伝える構成へ)
  • 新人研修・技術教育(「なぜそうなるか」を絵で理解できる教材に)
  • 安全教育(ルールを“行動”に落とし込む見える化)
  • 危険物・毒劇物の教育(現場で使える判断基準まで整理)
  • ISO教育の標準化(部署ごとの説明ブレをなくす)

制作の流れ・料金表・サンプル動画はこちら
https://bake-gaku.net/vyond-chemistry-animation/

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